昨日は本当にいいものを観ました。
全日本フィギュア男子フリー。

例年クリスマスシーズンは、
クリスマスそっちのけでフィギュア全日本を楽しみにしています。

国際大会より全日本が好き。
独特の緊張感漂うこの大会で、
親類でもないのに、みんな頑張れって祈るような気持ちで、
テレビの前で応援しています。

今年の男子フリーは熱かった。
最終グループ、友野選手からの怒涛の神演技連発。

推し、というほどではないですが、
鍵山選手を応援しています。
先日、ローリーニコルさんのインタビューで、
「フィギュアスケートの表現力というものは、滑り、足元から始まらなくてはならない」
というコメントを読みましたが、
私は、その言葉どおり、「滑り」「足元」に魅力を感じる一人。
日本だと、やはり小塚選手（アンスクエアダンス大好き）、
海外だとパトリック・チャンでしょうか。

当然、鍵山選手が優勝してくれれば、と試合前には思っていましたが、
そんなのはどこかにふっとんでいく素晴らしい演技の数々。

友野選手の、降り注ぐ拍手の中でのスピン。
佐藤選手の美しい４回転ルッツ。
三浦選手の迫力ある大ジャンプ。
鍵山選手の４回転サルコはもちろんのこと、リズム感の良さに毎度感心。
そして、山本選手！途中で関係者でもないのに涙がじわっと。
つなぎ満載で得点を取る今のフィギュアの中で、
滑るだけで美しい選手もまた貴重です。ジャンプも良かった。
貫禄の最終滑走の宇野選手。さすがでした。もう２６歳なんですね。

会場の雰囲気も良かったですね。
みなさん、いろんな選手のバナータオルを用意して、
良い演技には惜しみない拍手、声援。スタオベ。
お花やプレゼントの投げ込みは、コロナをきっかけになくなったようですが、
正直、あれはちょっと異様な光景に思えていたので、
試合もサクサクと進んで良かったのではないかと思っています。

フィギュア観戦中、「うるさいな」と思っているであろう猫。
ソファのクッションを倒して、タオルケットをかけ、
猫専用の居場所を用意してご機嫌を取りました。

今日の女子フリーもいい試合でありますように。