我が家に猫を迎えたのは、6年ほど前です。

日々のストレスで疲れ気味だった私は、
ＢＳで「世界猫歩き」を見るのを楽しみにしていました。

また、ちょうどその頃、職場近くの定食屋さんで、
いつもお昼にご一緒していた元同僚が、
猫を飼っていてよくお話を聞かせてもらっていました。

でも、当時、二人の息子も同居していて、
私だけで飼うことを決める訳にもいきません。

そんなボヤっとした状態で、
時々、家の近くのペットショップに行っては犬、猫、鳥を見て
ニコニコしている怪しい人を続けていました。

そんなある日、
「今日デビューです！」と書かれたガラスのケージにいた猫と目が合いました。
よく、
ペットショップで一目ぼれした猫を飼う人は大切にしないのではないか、とか、
猫をお金を出して買うなら保護猫を、というご意見もネットで拝見しますが、
本当にその日、
その猫の名前も思い浮かぶほど、
この子だ！と思ってしまったんです。

抱っこさせてもらい（猫を抱くのは初めて）、
子猫特有の三角形のお顔、甲高い鳴き声、
やんちゃな遊びっぷりをたっぷり見て、心が決まり、
この子をお迎えしたいと息子たちに連絡しました。

家が近いので、
息子たちにも「お店に行って顔合わせするように」と伝え、
二人とも律儀に会いに行ってくれました。

あの日からまもなく６年。
息子たちがそれぞれ家を出た今、
私が寂しがらずに過ごせるのは、猫のおかげです。

いつもありがとう。
これからもよろしくね。